移住者インタビュー

四国初!ニュージーランドコーヒー“Allpress Espresso”専門店!!

水曜の朝7時30分、県立三好病院近くにある新興住宅地で「Sachi’s Kitchen」が開店する。オーナーである牛尾​幸代​さん(サチさん)の家の駐車スペースにある、Allpress Espresso専門店のコーヒースタンドだ。水曜~金曜は7:30~16:00、土曜は9:00~16 :00、日、月、火は定休日、新興住宅地という地域へ配慮したオープンである。 店内にはサチさん手作りの​ニュージーランドの焼菓子​や​近隣の美味しいもの​、​曜日によっては​おススメするパン屋さんのパンなども店頭で販売される。ニュージーランド生まれのAllpress Espressoコーヒーがなぜ三好市で飲めるのか? 実は、サチさんはニュージーランドの永住権を持つ、ニュージーランドからのUターン者なのだ。

住みたいからといって、永住権は簡単に取得できるものではない。年齢/職業/雇用/英語力/学歴/資格/家族/パートナーなど、あらゆる角度から審査される。特に雇用に関しては移民局の定める技能職にあてはまなければならない。 サチさんは渡新するにあたりボディーマッサージの​経験を生かそうと思ったが​、現地ではシェフが不足しており、料理の専門学校に通いながら日本料理店やカフェに就業し、英語力も移民局からの電話に対応出来るスキルに達していった。 ニュージーランドに渡って9年目で得た永住権。しかし、永住権を得るために生活のほ とんどを「仕事」が占めていった。職場と家の往復だけの毎日・・・。1度日本へ帰ろうと2017年ラフティング世界大会が三好市で開催されたこともあり、三好市に一時的に帰ってきた。

「泳がれん」と言われていた吉野川が日本最大のラフティングスポットに・・・

サチさんがニュージーランドに行くきっかけになったのが「ラフティング」だった。

子供のころから急流で危険なため「泳がれん」と言われていた川が、愛知の大学を卒業し三重で​タラソテラピーの「ハイドロ​セラピスト」として働き帰県した頃には、日本最大のラフティングスポットとなっていた。

今まで入ったこともない吉野川で初挑戦したラフティング!
その魅力にすっかり憑りつかれ、ラフティング会社でバイトを始めた。当時働いていたラフティング会社はニュージーランドにも拠点施設があり、そちらの社員とも交流するうちにニュージーランドに行ってみたいと思うようになったそうだ。会社のボスの勧めも あって30歳でワーキングホリデーに出掛けることになった。​1度日本へ帰ったものの魅せられたニュージーランドのことが忘れられず、33歳に再びニュージーランドへ。
日本食カフェ​でシェフとして働くことになった。ニュージーランドでは、シェフが優遇されているのが理由だった。だが、このカフェでの仕事が人生を変えるとは、サチさんは思ってもいなかったそうだ。

つながるカフェ

日本のカフェとは一味違う“人と人とのつながりを育む空間”。ニュージーランドならではのカフェスタイルである。​どの店も​“人と人のつながり”を大事にする、人とのつながりを生み出す空間だそうだ。 オーガニック食材や手作りにこだわり、コーヒーと一緒に素材の味を生かしたフードが 食べられる。カフェスイーツも材料にこだわりがあるものがほとんどである。

「このカフェスタイルは自分が本当にやりたいことなのでは?」

徐々にその気持ちが強くなっていった。いつしか、完成されたニュージーランドスタイルのカフェを日本でオープンさせることが夢となっていた。

そして2018年3月20日、サチさんの中で完成されていたカフェスタイルを自分の手で、三好にオープンさせた。

趣味はニュージーランドスポーツ:ディスクゴルフ

ニュージーランドで人気の「ディスクゴルフ」、聞きなれない言葉だがれっきとしたアメリカ生まれのスポーツ競技である。ゴルフボールの代わりにフライングディスクを使用し、バスケット型の専用のゴールに何投で投げ入れるかを競うスポーツだ。

滞在中に1度プレイしたものの興味はなく、帰国してから友人と旅行に行った先で突如、ディスクゴルフ熱にかぶれてしまった。日本ではまだまだ
知名度の低いスポーツ、徳島にはラウンド出来るコースもないが、現在10名ほどの友人と公園でゴールを決めてプレイを楽しんでいるそうだ。
徳島でもディスクゴルフのコースができないか模索中でもある。

移住希望者へのアドバイス

最後に移住される方へのアドバイスを聞いてみた。
「何か1つでもやりたいこと、目的を持ってきた方が楽しめる。」
カフェが、ある時はプチ同窓会、また新たな人のつながりを生み出せる場所で彼女は今日も「ベストの1杯」を淹れながら微笑んでいる。